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能代工、ベスト８で敗れて今季無冠に終わる
ウインターカップ３連覇を目指すディフェンディング・チャンピオン能代工が、ベスト８で姿を消した。注目のカード、能代工対福岡第一の対戦は、100−78で福岡第一が快勝する結果となった。 福岡第一の＃12ヌロ（206�僉砲旅發気紡个掘�能代工の１年生センター＃10満原（198�僉砲�どう守るかがポイントだった。開始早々９−０と福岡第一のリードで始まり、そのまま福岡第一が主導権を握った。第２ピリオド中盤には20−36と16点のリード。しかし、ここから能代工は＃６信平のブロックショットから＃８西山の３Ｐシュート、＃７齊藤の速攻で一時は４点差まで詰める。第３ピリオド途中までは一桁差で逆転圏内にとらえていた。しかし、徐々にディフェンスを破られて後退。福岡第一は高さを生かしてインサイドでは＃12ヌロ、＃10姚、外角では＃６藤江がバランス良く攻めて点差を広げる。第３ピリオド終了時には12点のリード。能代工は終盤にオールコートプレスを仕掛けるも、これをうまくかわされてしまい、差は開く一方。福岡第一は１年生ガード＃14並里のリードも冴え、＃12ヌロが26点、34リバウンドと圧倒。会心の出来で能代工を倒してベスト４へ進出した。 能代工・加藤コーチは「ベンチも選手も気負ってしまいました。ヌロ君に満原をつけていますが、彼はまだ１年生。経験も時間も足りなかった。そういう部分を含めて戦術面でもっと考えてやらなければならない。また選手の育成にしても、本来の能代工はもっとガードを鍛えないといけない。そういう意味で『能代工頑張れよ』と言われた試合だったと思う。またあきらめないで頑張っていきます」と反省を述べたうえで決意を新たにした。 ベスト４に進んだ福岡第一・井手口コーチは「思ったより相手の３Ｐシュートを抑えられた。ガードのコントロールがしっかりしてきたし、リバウンドにはヌロがいる。気持ちよく走れて40分間トランジションゲームができた」と勝因を語った。 市立船橋、７年ぶりのベスト４
市立船橋が地元千葉インターハイで果たせなかったベスト４入りを遂げた。北陸との対決は最後までもつれた。センター陣の高さを生かした攻めと、＃10神が要所で外角から決めた市立船橋が第３ピリオド終了時に66−55とリードを奪う。だが、北陸も伝統校らしく粘りのディフェンスで第４ピリオド残り１分55秒に逆転に成功。しかし、最後まで自分たちのバスケットを見失わなかった市立船橋が92−87で接戦をものにした。市立船橋は1998年大会以来（当時は能代工に敗れて準優勝）のベスト４を達成。 12月29日、準決勝の見どころ
〈延岡学園対市立船橋〉準々決勝では長崎西に圧勝し、ここまで順調に勝ち進んだ第１シードの延岡学園と、八王子、北陸と強豪校に会心の勝利を収めた市立船橋の対戦。延岡学園はキャプテンに＃４東、エース＃７ジェイを中心に内外角がバランス良く攻めるチーム。市立船橋は＃６中村、＃７高橋のインサイドを軸に、ここへ来て１年生の＃10神が得点源となって成長している。外国人就学生を擁するチームに対しても、関東大会で八王子と対戦することで対策を練ってきている。お互いのインサイドでの攻防がカギとなるだろう。 〈洛南対福岡第一〉夏よりもパワーアップした両校。福岡第一は能代工のお株を奪うトランジションゲームで快勝。洛南は大会ナンバーワンセンターとの呼び声が高い＃８小野（196�僉砲鰺覆垢誑�學院久我山をディフェンスで圧倒。ともに勝負となった準々決勝を100点ゲームで一蹴した。洛南対福岡第一はインターハイの準々決勝の再戦となる。インターハイでは100−87で福岡第一が勝利を上げている。福岡第一の２連勝なるか、洛南がリベンジを果たすか。ともにチームの持ち味を出して調子を上げてきているだけに、好ゲームが期待できる。
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