中村学園女子が桜花学園との接戦を制し、10年ぶり3度目の優勝に輝く 第1ピリオドこそ桜花学園が18−15とリードを奪うが、中村学園女子がリバウンドを強化すると、第2ピリオド開始すぐに逆転に成功。#7藤吉の3Pシュート、#10森のゴール下などで、一時は14点差まで広げる。桜花学園は#4松島の3Pシュートで対抗するが、決め手を欠いたまま11点ビハインドで後半へ突入する。後半に入ると桜花学園はセンターやガードのメンバーチェンジを図りリズムを変えてくる。#6中川が中村学園女子の#7藤吉をタイトに守ってエース同士のつぶし合いになる場面も。この苦しいところで中村学園女子は#13大畑がきっちりと得点。桜花学園もセンター#10服部にボールを集めて挽回、第4ピリオド残り30秒には3点差まで猛追する。しかし、桜花学園の追い上げもここまで。最後はエース#7藤吉が2本のフリースローをきっちり決めて76−71。司令塔#4中山を中心に、最後まで攻め気を見せた中村学園女子が優勝を遂げた。 中村学園女子の優勝は第25回大会(1995年)以来、10年ぶり3度目。桜花学園は2年連続準優勝という結果となった。 3位決定戦は札幌山の手に軍配 最後まで息詰まる熱戦となった。札幌山の手は#4大鷹、#13福士のインサイド、昭和学院は#4日下部、#8寺田の1対1などで対抗。第3ピリオドが終了して54−53、札幌山の手が1点リードするも一歩も譲らない展開。均衡が破られたのは第4ピリオド。積極的に攻めた札幌山の手が残り4分には66−53と一気に13点ものリードを奪う。しかし昭和学院はあきらめなかった。ゾーンプレスで流れをつかんで反撃すると、残り20秒には#5高橋のスティールからのレイアップシュートで1点差まで猛追。しかし69−68でタイムアップ。札幌山の手がウインターカップ初の3位を獲得した。 最終順位
- 優勝
- 中村学園女子高等学校 (10年ぶり3度目の優勝)
- 準優勝
- 桜花学園高等学校
- 第3位
- 札幌山の手高等学校
- 第4位
- 昭和学院高等学校
女子ベスト5
- 藤吉 佐緒里 (中村学園女子#7)
- 森 ムチャ (中村学園女子#10)
- 松島 有梨江 (桜花学園#4)
- 中川 聴乃 (桜花学園#6)
- 大鷹 さおり (札幌山の手#4)
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