「決勝はみんなで力を合わせて戦い、優勝を達成したい」 ――準決勝・札幌山の手戦の感想は? 初戦から3ゲームは全部逆転勝ちをしています。前半で1点、5点、14点とビハインドがありました。だから今日は20点離されたら困ると思っていましたが、うまくスタートから乗っていきました。前半の勢いで貯金ができて少し休む時間もありました。ただ、控えの選手がゲームの流れに乗ってくれて少しでも自信をつけてくれれば良かったのですが、逆に場慣れをしてしないところがあって、差を縮められてしまいました。第4ピリオドでスタメンに戻した時に、もう一度ゲーム開始の時のような状態に戻ればもっといいゲームになったと思います。最後は少し集中力のないゲームになってしまいました。 ――札幌山の手エース、#4大鷹、#5佐藤(海)選手の対策については? ベタマーク(タイトにピッタリとディフェンスをすること)ですね。これまでの試合を見てみると、かなりスピードがあったので抑えるのは難しいかと思ったのですが、ベタマークの意識を持ってやったのが成功しました。今日はさほどスピードは感じませんでした。 ――#7藤吉選手がここに来て絶好調ですが。 昨日(東京成徳大戦)の試合が終わってこれまでの#7藤吉の動きをチェックしました。#7藤吉がもっとフリーな態勢でボールを受けて反応ができるように、今日はパターンをいくつか整理して臨みました。#7藤吉がポストアップをするとディフェンスは2、3人ついているので、そこから攻めるのは大変です。他の選手を動かしながらディフェンスを引きつけておくと、ボールをもらった瞬間に1対1ができる。そういうパターンをいくつか組み立てながら、ここぞというところで得点が取れたと思います。 ――チームとしての仕上がりは万全か? インターハイの時は#4中山、#8齊藤のケガがありました。#7藤吉もいいコンディションではなかった。そういう意味では今回は身体的なコンディションはケガがない分、いいと思います。少し疲れはありますが。 ――明日の決勝に向けてカギを握る選手は? #7藤吉と#10森でしょう。あとはコントロールタワーの#4中山。サイドにいる選手は計算できませんので、ラッキーガールが出てくることを期待しています。 ――決勝の対戦相手はこれから決まりますが、どちらと対戦したいですか? どちらも手強いです。今まで戦っているのは昭和のほうが多いです。今年の国体でもやっていますし。桜花とは去年の国体以来当たっていないので、どれくらいの力か肌で感じていないのでわからないのですが。いずれにしても、どちらが勝ち上がってもパワーと身長があるチームなので、リバウンドの戦いになるのではないかと思います。 ――決勝戦の抱負は? ここまできた以上は気分よく戦って優勝を狙いたい。うちのチームは児玉中で全中の優勝を経験している選手が3人いますし、#7藤吉はその時の決勝の相手(桜木中)でした。ですから彼女たちは高校でも優勝したいという思いがあります。みんなで力を合わせて、気分よく達成できればと思います。
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