ウインターカップ2005 大会公式サイト / 日本バスケットボール協会 公式サイト
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共同記者会見レポート(福岡第一・井手口コーチ)
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■決勝で延岡学園と戦えることは幸せ。胸を借りて戦いたい。
――準決勝・洛南戦を振り返って。
洛南とはインターハイでも対戦していますが、あの時はたまたま出足でうまくいきましたが、今回はそう簡単には勝てないと思っていました。洛南(京都)の国体のゲームや昨日までの試合を見ていて、かなりいい状況でバスケットをしていたので、昨日のゲーム(能代工戦)よりもむしろ、今日のほうがやられるのではと思っていました。なんとか勝って決勝に進出できて良かったです。

――苦しい場面が何度かありましたが、タイムアウトではどんな指示を出しましたか。
うちは出足から動きが悪くてリバウンドの粘りがなかったです。チームとして調子が悪かった40分間でした。タイムアウトで言ってきたのは、24秒しっかり守って相手のオーバータイムを取るようなディフェンスをやって速攻を出していこうと。うちのパターンを思い出せということを、何度も何度も口を酸っぱくして言いました。最後の1、2分はやってくれたかなと思います。それまでは疲れもあるでしょうし、下級生も出ているのでできない部分がありました。そういうことを含めて、タイムアウトでは精神面のことばかり言っていましたね。

――センターを途中で入れ替えて戦っていましたが、最初からそのつもりだったのですか?
勝ったとしても僅差で最後まで競ると思っていたので、インサイドの#12ティアノ(ヌロ)と#10姚のファウルトラブルが怖かったので、#11サー(ブーバカー)と#7山岸を一度はコートに立たせて雰囲気をつかませておこうとしました。途中で交替した時に#7山岸はシュートを決めたし、#11サーもいいディフェンスをしたので、もし後半、#12ティアノがファウルアウトをしても、守りだけなら#11サーでも大丈夫かなとは思っていました。最後は#5神津君に3Pシュートでやられましたが、そのあとはアウトサイドのディフェンスを彼らなりに練習してきたので、何とかしのいでくれました。

――決勝戦の抱負は。
実は先週、12月18日にも招待大会で試合をやった仲なので(笑)。その時は1ゴール差で勝ちました。練習試合といえど、今年はじめて延岡学園に勝ったので、選手は気分がいいと思います。少し自信が持てるようになったので、勝って臨むというのはいい材料になると思います。
延岡学園とはいろんな縁があります。私が福岡第一のコーチをやるようになったのと、北郷先生が延岡学園に移られたがだいたい同じ時期です。うちの#12ティアノと#11サー、延岡学園の#7ママドゥの3人の留学生は一緒に日本に来ました。このことについては賛否両論いろいろ言われていますけど、我々としては高校生最後のゲームで延岡学園と決勝戦をできることは何よりの幸せです。今年は延岡学園がインターハイのチャンピオンなので、胸を借りていいゲームをしたいと思います。

――決勝戦のポイントとなるのは何でしょうか。
延岡学園とはチーム構成からチームカラーまでほとんど一緒です。うちがひとつ有利なのは、向こうはパプ(ファイ)君がケガをしているので、インサイドが#7ママドゥ君だけ。うちは#12ティアノと#11サーの2人がいるので、そこがひとつのポイントになると思います。あとの4人は延岡学園のほうがインターハイで優勝を経験しるので有利かと思いますが。でもうちの外回りの選手も国体に選んでいただいて伸びてきています。インサイドのファウルトラブルが試合のポイントになるかと思います。


 
 

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